浦賀産レモンで障害者ら手作りサブレ 奉行所開設300周年の土産に

小判のおまけも付いているレモンサブレ

 浦賀奉行所の開設300周年を機に、横須賀市内の障害者施設が浦賀地区のレモンを使ってサブレを作ることになった。果汁や皮をふんだんに使った爽やかな風味で、「浦賀土産として味わってもらえれば」と意気込んでいる。

 京急線汐入駅近くの地域活動支援センター「アトリエ夢喰虫(ゆめくいむし)」が12月から始める。お菓子作りを得意とする施設で、通所する精神障害者約30人のうち、体調などが安定している数人が職員と共に作業する。

 国内産レモンを使ったサブレは5年ほど前から販売しており、このサブレのファンで市内で焼鳥店を営む斉藤秀一さん(56)が、浦賀のレモンを使用して、土産品「浦賀奉行所レモンサブレ」として販売することを提案した。

 生地には浦賀産レモン果汁を主に使用するほか、すりおろして生地に加えるレモンの皮は12月は浦賀産、ほかの季節は国内産で対応する予定だ。5枚入りで税込み500円。

© 株式会社神奈川新聞社