ストローマンが3年7100万ドルでカブスへ 自身のツイッターで発表

エンゼルスの補強ターゲットとして注目されていたマーカス・ストローマンは日本時間12月2日、自身のツイッターでカブスに入団することを発表した。「ESPN」のジェフ・パッサン記者によると、3年契約で総額は7100万ドル。2022年と2023年の年俸が2500万ドル、2024年の年俸が2100万ドルとなり、2年目のシーズン終了後にオプトアウト(契約破棄)できる権利が含まれているようだ。投球イニングの条件をクリアした場合、2024年の年俸は2500万ドルになるという。

現在30歳のストローマンは、今季メッツで33試合に先発して179イニングを投げ、10勝13敗、防御率3.02、158奪三振を記録。打線の援護に恵まれず黒星が先行したものの、防御率は4試合しか登板しなかった2015年を除けば自己ベストの数字だった。新型コロナウイルスのパンデミックのなかで行われた昨季は故障もあって出場辞退を選択したが、1年のブランクを感じさせない見事なパフォーマンスを見せた。

ブルージェイズ時代には2年連続(2016~17年)で200イニング以上を投げた実績があり、2017年には13勝9敗、防御率3.09の好成績をマーク。シーズン途中でブルージェイズからメッツ移籍した2019年も2球団合計で184回1/3を投げて10勝13敗、防御率3.22をマークしており、故障さえなければシーズン30先発以上かつ180イニング以上で2ケタ勝利、防御率3点台前半を確実に計算できる好投手である。

カブスのジェッド・ホイヤー編成本部長は今オフ、先発投手の補強を最優先課題に掲げており、ウエーバーでレッズから今季ノーヒッターを達成したウェイド・マイリーを獲得。エースのカイル・ヘンドリックスと合わせ、これで先発3本柱が確立した。4~5番手にはアドバート・アルゾライやアレック・ミルズが入る見込みだが、ロックアウト後にさらなる先発補強に動く可能性もありそうだ。

© MLB Advanced Media, LP.