韓国国営放送「戦犯企業被害者の厚生年金資料...日本政府が隠蔽か」「国会議員の代理申請には回答...年金手当は99円」

韓国国営放送KBSが、戦前に日本企業に強制動員されたと訴える被害者らの厚生年金資料について、日本政府が隠蔽しようとしたとの見方を伝えた。

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KBSは1日、『《厚生年金》の記録がないと言った日本… 強制動員隠蔽』というタイトルで報道を行った。

KBSの当該ニュース(キャプション)

KBSは「日本の戦犯企業三菱が強制動員被害に賠償するよう大法院判決が出てから3年が経った」としつつ、「被害者が賠償を受けるには(日本の)厚生年金資料などが必要だが、KBS取材の結果、日本政府がこうした資料を隠蔽しようとする状況が確認された」と伝えた。

KBSの東京特派員によると、強制動員被害者らは去る3月に、被害者11人の強制動員事実を確認するために、日本年金機構に厚生年金加入記録照会を申請した。しかし返答は「記録がない」というものだった。

そこで被害者を支援する名古屋訴訟支援会は生存被害者であるチョン・シニョン(鄭信榮)氏の当時の写真、創始改名後の名前(柏谷信栄)、年金番号まで提示し、日本の国会議員が代理申請者として記録を照会したところ、今度は「《戦争中の記録が消えたが》厚生年金加入は認められるとの新たな回答を得た」という。

KBSの当該ニュース(キャプション)

回答文書には、「名古屋三菱航空機製作所」という名前や「加入期間」も明示されていた。しかし、年金手当は1945年当時に受け取れる金額だけが認めるという日本政府の計算どおりなら、チョン・シニョン氏が受けとれる年金手当は99円に過ぎないとKBSは指摘した。

KBSは「本人が死亡することを期待しているのではないかという気がします」という名古屋訴訟支援会事務局長の見方を伝え、「被害者の追加訴訟を防ぐために資料を意図的に隠蔽するのではないかと、市民団体は疑惑を提起している」と報じた。

KBSの当該ニュース(キャプション)

KBSは「日本政府の偽りと隠蔽、そして韓国政府の無関心の中で強制動員被害者が賠償と謝罪を受けることができる時間はますます減っている」と伝えている。

この報道をみた韓国のネットユーザーからは、

「なぜ..認めをしないだろう…理解できないね.. 明らかな事実なのに.. 認めて頭を下げて謝罪するのは当然なのではないか??そうあなたがたは神の子であり優秀な民族だと考えながらなぜそうなのか??」

「そういう人たちなのだと再確認させてくれた」

「二流国家でありこれ以上の発展は無い国」

「日本はあと少しだけ我慢すれば良い状態だ。被害生存者らも少ないので日本を困らせることもなくなるから…」

「今日も日本が日本らしいことをしたニュースだな」

「いま韓国でも同じことが!4大保険に26年金を払い続け、26年前のことを本人が証明して初めて支給される」

「日本のことが好きな尹錫悦は解決できるだろうか?」

などのコメントがネット掲示板に投稿されている。

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