各地で乳牛牧場建設、金正恩総書記が指示 “子どもたちに栄養価の高い乳製品を”

朝鮮各地で乳牛牧場の建設が進められている。

乳牛牧場の建設は、金正恩総書記に指示によるものだ。朝鮮メディアによると、総書記は子どもたちにおいしく栄養価の高い乳製品をより多く食べさせるために、各道(日本の県にあたる)に牧場を建設して優良品種の乳牛を飼育すべきだと述べたという。

 6月に開かれた朝鮮労働党中央委員会第8期第3回総会では、育児政策の改善強化が討議され、国家が費用を全額負担するかたちで全国の子供たちに乳製品をはじめとする栄養食品を正常供給することが決まった。

 これまでは国内で生産された豆乳が子どもたちに供給されてきた。総会後は、ヤギのミルクを基本にして様々な乳製品が供給されている。

 今後は、乳牛牧場の新設に伴い、牛乳製品も供給が増えることが予想される。

平安北道の乳牛牧場(朝鮮中央通信)

 朝鮮中央通信によると、5日、平安北道で乳牛牧場の竣工式が行われた。

 同道では、畜産展望がよい地域を選定し、独自に乳加工、粉乳生産などに必要な設備を製作したという。

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