長崎市 10万円給付「全額現金」方針 現金5万円、24日に先行支給

 国の経済対策で18歳以下に配られる現金とクーポン計10万円相当の給付について、長崎市は10日、全額現金で支給する方針を明らかにした。現金5万円の先行支給は24日で、一部は年明け以降になる。
 市によると、24日に先行して支給されるのは15歳以下と、そのきょうだいで同じ世帯にいる高校生ら計約4万6千人。それ以外の約9千人は、親が公務員、または、子が高校生のみの世帯などで、別途申請が必要になる。
 残る5万円の支給時期は来春ごろの見込み。岸田文雄首相は現金とクーポン各5万円が原則としつつ、全額現金給付も可能との認識を示し制度設計を進めている。市はクーポン券の印刷や発送、対象店舗の選定などには時間とコストがかかるとして、「クーポンでなくても国の指導などがないと確認できれば、現金で支給する」とした。


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