正月の準備を始める「事始め」の13日、神奈川県伊勢原市三ノ宮の三之宮比々多神社で、恒例の「すす払い」が行われた。神職や氏子ら約25人がこの1年でたまったほこりを落とした。
先端にササの葉がついた長さ5メートルほどの竹ぼうきを使い、天井やはり、壁の隙間などのほこりを払い落とし、床を雑巾で丁寧に拭いた。
永井武義宮司(55)は「今年も新型コロナウイルスが家庭や地域社会のつながりに影響を与えた1年だった。すす払いと一緒に悪いものを全部落としきって新年を迎えたい」と話した。
20日には、身に積もったけがれを清める「年越大祓(おおはらえ)」が行われる。