リンガーハット杯県ジュニアサッカー 男子・口石が3年ぶりV 女子・諫早ミニーズ制す

【男子決勝、口石―雲仙エスティオール】後半7分、ヘディングで先制点を決めて喜ぶ口石のMF吉田=佐世保市総合グラウンド

 サッカーの第13回米濵・リンガーハットカップ長崎県ジュニア大会は4、5、12日、佐世保市総合グラウンド陸上競技場などで行われ、男子は口石、女子は諫早ミニーズが優勝した。
 男子は小学5年以下で編成した32チームが出場。決勝の口石-雲仙エスティオールは後半7分、口石のMF吉田が右クロスを頭でたたき込んで先制すると、13分に右クロスをFW上野がボレーで合わせて追加点を挙げた。17分には吉田が強烈なミドルシュートを決めて3点目。そのまま口石が3-0で快勝した。上位2チームはJA全農杯兼第28回九州U-11大会(来年3月25~27日・福岡)に出場する。
 女子は小学6年以下で編成した14チームが出場。決勝は諫早ミニーズが大村チェリーズに3-0で快勝した。MF野田が2ゴール1アシストと活躍した。

◎クラブチーム化で頭角

 U-11の男子は口石が3年ぶり2度目の優勝。決勝の序盤は雲仙エスティオールの堅守に手を焼いたが、ハーフタイムに北川監督から「もっとサイドを使おう」とアドバイスを受けると、後半は右サイドを起点に連続ゴールを奪った。精度の高いクロスで2アシストを記録したMF吉野は「クロスはたくさん練習してきた。受け手と息を合わせることができた」と胸を張った。
 スポーツ少年団から2018年にクラブチーム化。地元の佐々町だけでなく、近隣からも子どもが集まるようになり「県北の有力チーム」として頭角を現している。中でも5年生は他学年に比べて人数が多く、今大会は選手層の厚さを発揮した。
 3年前に優勝した際は、続く九州大会で初戦敗退を喫している。主将のMF辺春は「今度は優勝したい」と威勢がよかった。

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