「杵の川」がW金賞 福岡国税局酒類鑑評会 諫早市長に受賞報告

金賞受賞の酒を大久保市長に紹介する瀬頭社長(左)=諫早市役所

 福岡国税局の酒類鑑評会で長崎県諫早市の酒造会社、杵の川が「吟醸酒」「純米酒」両部門の金賞をダブル受賞し、瀬頭信介社長らが10日、市役所で大久保潔重市長に報告した。
 鑑評会は酒造技術の発展や品質向上を目的に毎年実施。杵の川は、吟醸酒部門で「大吟醸 雫しぼり」が、純米酒部門で「純米 純忠」が、それぞれ金賞に選ばれた。
 杜氏(とうじ)の田中浩隆製造部長と市役所を訪れた瀬頭社長は「数週間後の審査の時に(味わいが)ピークを迎えるのではないか、と想像しながら選ぶ」などと出品する酒を決めるまでの裏話を紹介。試飲した大久保市長は「市としても、メードイン諫早の商品を市内外にPRしていきたい」と語った。
 酒造りはこれからが本格的なシーズンで、来年春まで続く。瀬頭社長は取材に「シーズンに入ってからの冷え込みもあり、いい新酒ができている。諫早には素晴らしい食があるので、(その味を引き立たせるような)おいしい酒造りに今後もチャレンジしていきたい」と抱負を述べた。


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