「サンタラン」仮装し島内巡る 五島・奈留島 江上天主堂を参加費で保全

奈留港ターミナルを出発する参加者=五島市奈留町(市奈留支所提供)

 長崎県五島市奈留島で12日、国指定重要文化財、江上天主堂の保全を目的としたチャリティーイベント「奈留島サンタラン」(実行委主催)があり、市民ら約100人が思い思いのペースで島内を巡った。
 同天主堂は1918年に建築され、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産「奈留島の江上集落」内にある。
 同イベントは2015年から開催し、7回目。昨年は新型コロナウイルス感染防止のためオンラインで抽選会などを実施した。
 参加費は年齢に応じて500円~2千円で、一部が同天主堂の維持管理費として活用される。サンタクロースやトナカイに仮装した参加者は奈留港ターミナルを出発。同天主堂までの7.7キロを歩いたり走ったりしながら楽しんだ。住民も途中で、飲み物を提供するなどして応援した。


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