寛仁親王牌 童謡こどもの歌コンクール銅賞 江湖さん(佐世保・猪調小5年)

「歌は大好き」と語る童謡こどもの歌コンクールこども部門で銅賞に選ばれた江湖さん=佐世保市江迎町、法雲寺

 先月、東京・EXシアター六本木で開かれた寛仁親王牌「第36回童謡こどもの歌コンクール」(テレビ朝日系列24社、日本童謡協会主催)こども部門で、長崎県佐世保市江迎町の市立猪調小5年、江湖あかりさん(11)が銅賞を獲得した。
 同コンクールには全国から約3800組の応募があり、こども、大人、ファミリーの3部門の決勝大会に、1次、2次審査を勝ち抜いた21組43人が出場した。
 あかりさんは決勝大会に進んだのは初めて。こども部門(7人出場)の最後に「春の風」を熱唱した。「みんなレベルが高くて、ステージに立ったときは緊張で声が震えていたのがわかった」。会場に応援に来ていた祖母の千賀子さん(73)も「いつもに比べ声が硬い」と感じたという。
 それでも高い澄み切った声で力いっぱい歌い切り、「後悔しないように最後まで歌うことができた」。銅賞に選ばれたときには「名前が呼ばれてびっくりした」と話す。
 家は浄土真宗のお寺。4人兄妹の3番目。幼いときから歌が好きで、地域の少年少女合唱団にも所属。一方で、ドッジボールやサッカーを男の子に混じってプレイする活発な面も。歌はこれからも続けていきたいという。将来の夢は「お医者さん」。「治療だけでなく、歌で患者さんを癒やし、励ます医者になりたい」と目を輝かせた。
 同コンクールの模様は26日午後1時からBS朝日で放送される。


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