長崎県内 この冬一番の冷え込み きょうまで大雪警戒

雪が舞う中、寒そうに歩く人=26日午前10時53分、長崎市茂里町

 長崎県内は26日、九州北部上空に強い寒気が流れ込んだ影響で、この冬一番の冷え込みとなり、長崎市では初氷を観測した。海上はしけ、海の便の欠航が相次いだ。27日朝にかけて平地でも雪が降り、大雪の恐れがあるとして、長崎地方気象台は路面凍結などに注意を呼び掛けている。
 同気象台によると、長崎市の初氷は平年より6日、昨年より25日遅い。最低気温は雲仙岳で氷点下5.0度、対馬・鰐浦で同4.1度、長崎で1.4度と県内18地点のうち17地点で今季の最低気温を観測した。
 降雪のピークは27日未明から朝にかけての見通し。27日午後6時までの24時間の降雪量はいずれも多いところで、南部・北部の山地5センチ、平地3センチ、五島3センチ、壱岐・対馬1センチと予想される。
 海の便では、九州商船が本土と五島を結ぶフェリーを除くほとんどの便を欠航するなどの影響が出た。

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