長崎県五島市ではこの時期、年末年始の贈答や、帰省した家族らのため、各地で特産のかんころ餅が作られる。
同市三井楽町の製造所「かんころ工房 野の花」では、地元を中心に、北海道など県外からも注文を受け、地域の女性ら約10人がかんころ餅作りにいそしむ。
蒸した干し芋(かんころ)を機械でペースト状にして、もち米や砂糖のほか、注文に応じて水あめやごまを練り混ぜ、手際良く手で形を整えていく。5キロの干し芋で300グラムのかんころ餅を約40本作り、多い日は約800本に及んだ。27日に年内の作業を終えた。
代表の松永ヨシノさん(70)は「お土産に持たせたりして、多くの人に食べてもらいたい」と話した。
お土産にいかが? 五島の味「かんころ餅」作り
- Published
- 2021/12/28 12:30 (JST)
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