「能生港灯台」をキャラクター化 等身大パネルなど、糸魚川市へ贈呈 「燈の守り人」製作委員会

 「恋する灯台」に認定されている糸魚川市能生の「能生港灯台」は、日本各地の灯台を擬人化するプロジェクト「燈の守り人(あかりのもりびと)」により、全国5番目にキャラクター化された。燈の守り人製作委員会の柴田英知プロデューサーがこのほど、市役所を表敬訪問し、キャラクターの贈呈式が行われた。

 同プロジェクトは、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として運営。日本各地の海岸線に存在する灯台を擬人化し、これまでの灯台ファンに加え、さらに広い層にその魅力を伝え、現地への集客による地域活性化や交流人口の拡大、今後の利活用などにつなげることなどを目的としている。

贈呈式に臨む柴田プロデューサー(右)と米田市長。「能生港灯台」キャラクターの等身大パネルが披露された

 擬人化した「能生港灯台」は、中性的な見た目、能生白山神社の稚児舞が得意なキャラクターとして設定。大学、専門学校との産学連携でデザインした。

 公式サイトで11月29日から、リニューアルされたボイス・ドラマ『幻想夜話』の配信が始まっている。人気声優の伊倉一恵さんが語り、灯台のナレーションを担当している。

 贈呈式には、同委員会、市、市観光協会、能生商工会などから代表者が出席した。柴田プロデューサーが米田徹市長に贈呈書、キャラクター等身大パネル、ロゴ入り横断幕などの一式を託した。

 米田市長は「大変ありがたい。有効に活用させていただく」などと感謝。柴田プロデューサーは「他のキャラクターに比べ、権利等の制限が少ない。自由な発想で使ってほしい」などと話し、広がりに期待した。

 引き続き今後に向けた意見交換が行われ、参加者からは、キャラクターのニックネームの設定、コスプレ撮影会の実施など、具体的なアイデアが挙がった。公式サイトはhttps://www.akarinomoribito.com/。燈の守り人で検索できる。

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