東彼杵・西海園「そのぎ茶さえみどり」 日本茶アワード準大賞

受賞したお茶を入れる二瀬社長(右)=東彼杵町役場

 一般消費者の投票などで「日本一おいしいお茶」を決めるコンテスト「日本茶AWARD(アワード)2021」の準大賞に、長崎県東彼東彼杵町三根郷の製茶問屋「西海園」(二瀬浩志社長)の蒸し製玉緑茶「そのぎ茶さえみどり 玉翠(たますい)」が選ばれた。
 NPO法人日本茶インストラクター協会が主催。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となり、2年ぶりに開いた。今年は各産地から▽合組(ブレンド茶)▽烏龍茶・紅茶▽ほうじ茶▽蒸し製玉緑茶▽普通煎茶-など10部門に503点が出品された。専門家らによる1、2次審査でプラチナ賞20点に絞り、一般消費者を交えた3次審査で、各賞を決めた。
 27日、二瀬社長が町役場を訪れ、岡田伊一郎町長に受賞を報告。受賞した茶を実際に入れ「香りを引き立たせるように工夫を凝らし、評価してもらえた。今後も大賞を目指して研究を続けたい」と語った。
 同社の準大賞は2016年に続き、2度目。今回は大賞と2点差だったという。本県関係では他に、同社が煎茶ティーバッグ部門に出品した「そのぎ茶さえみどり 極豊ティーバッグ」、波佐見町の原田製茶の「心茶 鬼木みどり」もプラチナ賞に選ばれた。

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