ニューイヤー駅伝あす号砲 三菱重工 前回6位 初Vなるか

 第66回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)は元日、前橋市の群馬県庁前を発着点とする7区間100キロで行われる。長崎県の三菱重工は13年連続26度目の出場。前回6位から初優勝を目指す。
 三菱重工は主将の的野が自身3度目の1区を任された。終盤のスピード変化に対応可能な主力格で、2区カンディエとの上位リレーが期待できる。3区には絶好調の20歳林田を思い切って抜てき。初の上州路でどんな走りを見せてくれるか。この「攻めの区間配置」により、4区井上、5区山下、アンカー定方と勝負区間を後半に用意できたのが強み。6区吉岡は堅実さがあり、終盤まで先頭争いに絡む展開なら悲願達成も夢ではない。
 旭化成、富士通、トヨタ自動車、ホンダが4強に挙げられる中で虎視眈々(たんたん)と頂点を狙う三菱重工。黒木監督は「3区時点でトップが見える位置、もしくはトップでつなげば可能性がある」と一歩も引かない構えだ。

◎区間オーダー
▽1区(12.3キロ)的野 遼大
▽2区( 8.3キロ)カンディエ
▽3区(13.6キロ)林田 洋翔
▽4区(22.4キロ)井上 大仁
▽5区(15.8キロ)山下 一貴
▽6区(12.1キロ)吉岡 遼人
▽7区(15.5キロ)定方 俊樹


© 株式会社長崎新聞社