「9の日座り込み」提唱 矢嶋良一さん死去 80歳

矢嶋良一さん

 毎月9日に長崎市の平和公園で実施している「反核9の日座り込み」の提唱者で、県原水禁副会長の矢嶋良一(やじま・りょういち)氏が12月28日ごろ、脳出血のため長崎市五島町の自宅で亡くなった。80歳。南島原市出身。通夜は1日午後5時から、告別式は2日午後2時から長崎市茂里町3の31、法倫会館で。喪主は長男更三(こうぞう)さん。
 原子力船「むつ」の佐世保入港に抗議し、1979年3月から県労評組織局長として労働団体関係者で座り込みを開始。82年9月以降は被爆者らも参加し、核兵器廃絶を掲げた活動として県内全域に拡大し、定着した。
 九州労働金庫県本部長、県労評事務局長も務めた。


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