トキ鉄で地吹雪と国鉄急行型電車を堪能 鉄道博士の2021-2022 直江津年越しルポ

20211231 413系・455系 直江津 P:鉄道博士

こんにちは !! 鉄道博士だよ!! 2021-2022 年末年始を、読者の皆さんは、いかがお過ごしでしょうか? 私は2021年の大晦日に、高崎から信越本線、JRバス、しなの鉄道線、信越本線、北陸新幹線(長野→上越妙高)、妙高はねうまラインと乗り継いで、直江津にやってきました(北しなの線は13時頃まで運休でしたので、長野から上越妙高まで新幹線を利用しました)。

地吹雪が吹きつける直江津駅1番線には、413系・455系の急行2号が到着です。

20211231 455系・413系 直江津 P:鉄道博士

直江津駅のホームの屋根は、国鉄時代そのままのようで、とても懐かしいです。私はこの駅が大好きです。

20211231 413系・455系 直江津 P:鉄道博士

この国鉄風の駅名標は、夏に行った時にはまだなかったものです。Twitterのフォロワーさんによれば、10月くらいに設置されたらしいです。

20211231 ホテルセンチュリーイカヤ本館5階から見た直江津運転センター P:鉄道博士

直江津駅前のホテルセンチュリーイカヤにチェックインしました。本館5階の部屋の窓からは、えちごトキめき鉄道の直江津運転センターがよく見えます。

20211231 ホテルセンチュリーイカヤ本館5階から見た直江津運転センター P:鉄道博士

ET127系電車とET122形気動車が見えます。

20211231 ホテルセンチュリーイカヤ本館5階から見た直江津運転センター出区前の413系・455系 P:鉄道博士

夜になりました。「年越し夜行急行」に充当される、413系・455系です。

20211231 ホテルセンチュリーイカヤ本館5階から見た直江津運転センター出区前のクハ455-701 P:鉄道博士

国鉄型車両のデザインの完成度の高さは秀逸です。

20211231 大晦日の夜の直江津駅 P:鉄道博士

ホテルを出て、直江津駅に向かいます。

20211231 直江津駅改札口 P:鉄道博士

直江津駅の改札口前に来ました。

20211231 直江津駅改札口横の「運行状況」 P:鉄道博士

一部区間で運転見合わせとなっていました。

20211231 直江津駅改札口前のLED表示器 P:鉄道博士

「年越し夜行急行」の行き先は、妙高高原から上越妙高に変更されています。

20211231 「黒井方上空から見た直江津駅構内」の写真 直江津 P:鉄道博士

直江津駅自由通路には、撮影時期は書かれていませんでしたが、このような写真が掲示されています。客車と貨車がたくさん写っています。直江津の最盛期はこの写真が撮られた頃なのでしょうか?

20211231 出区前の413系・455系 直江津 P:鉄道博士

直江津駅自由通路から、出区前の413系・455系を撮影します。外は地吹雪が吹いていますが、自由通路には、窓を閉めていれば外の風はほとんど入ってこないので、安心して撮影できます。

20211231 出区前の413系・455系 直江津 P:鉄道博士

国鉄時代のような、この雰囲気がたまりません。

20211231 出区前の413系・455系 直江津 P:鉄道博士

上の写真の右側に見えるマンションに住みたいです。

20211231 出区前の413系・455系とHK100形 直江津 P:鉄道博士

北越急行のHK100形が入区すると、すぐに413系・455系が出区となります。

20211231 出区した413系・455系 直江津 P:鉄道博士

413系・455系が出区していきました。

20211231 行き先が妙高高原から上越妙高に変更になった「年越し夜行急行」 直江津 P:鉄道博士

入場券を買って、直江津駅の改札内に入ります。

20211231 地吹雪の吹き荒れる直江津3・4番ホーム P:鉄道博士

ホームに降りてみると、地吹雪が吹き荒れていました。吹っ飛ばされそうになります。

20211231 地吹雪の吹き荒れる直江津3・4番ホーム P:鉄道博士

特急〈しらゆき〉の乗車位置案内板も、地吹雪にあおられて、この通りです。

20211231 直江津駅5番線に入線してきた「年越し夜行急行」 直江津 P:鉄道博士

5番線に「年越し夜行急行」が入線してきました。私は乗車せず、お見送りだけします。

20211231 ET127系と行き先が妙高高原から上越妙高に変更になった「年越し夜行急行」 直江津 P:鉄道博士

4番線のET127系と並びました。

20211231 「年越し夜行急行」のサボ 直江津 P:鉄道博士

サボは、昼行の急行列車とは違い、シンプルな「直江津 糸魚川経由」表記のものが使用されていました。

20211231 ET127系と行き先が妙高高原から上越妙高に変更になった「年越し夜行急行」 直江津 P:鉄道博士

4番線(上の写真の右側)の屋根の上に積もった雪が、地吹雪であおられて、架線付近に吹き出ている様子です。まるで綿のようです。

20211231 行き先が妙高高原から上越妙高に変更になった「年越し夜行急行」 直江津 P:鉄道博士

クモハ413-6は、前面方向幕があった場所が、まだ埋められたままになっています。

20211231 ET127系と行き先が妙高高原から上越妙高に変更になった「年越し夜行急行」 直江津 P:鉄道博士

跨線橋からはこのように見えます。

20211231 行き先が妙高高原から上越妙高に変更になった「年越し夜行急行」 直江津 P:鉄道博士

5番線に降りてきました。最後に1輌だけ残った、国鉄急行形電車 クハ455-701です。超カッコいいです。高崎からはるばる直江津まで来た甲斐があります。東北新幹線開業前、上野駅地平ホームでよく見た東北本線の急行列車と同じ色なので、私には懐かしく感じられます。

20211231 ET127系と行き先が妙高高原から上越妙高に変更になった「年越し夜行急行」 直江津 P:鉄道博士

上の写真のET127系に地吹雪が吹き付けられ、前照灯が炎のように見えます。

20211231 ET127系と行き先が妙高高原から上越妙高に変更になった「年越し夜行急行」 直江津 P:鉄道博士

撮影している私は、地吹雪に吹っ飛ばされないように、必死でバランスをとっています。

20211231 行き先が妙高高原から上越妙高に変更になった「年越し夜行急行」 直江津 P:鉄道博士

昔の北陸本線の急行列車を思い出します。

20211231 年越し夜行急行 直江津 P:鉄道博士

このような荒天ですが、乗客や撮影者は、わざわざ直江津にやってきています。元JR西日本の413系・455系を、えちごトキめき鉄道に導入した経済効果は、相当大きいのではないでしょうか。

20211231 ET127系と行き先が妙高高原から上越妙高に変更になった「年越し夜行急行」 直江津 P:鉄道博士

皆さん、熱心に撮影しておられます。クハ455-701に「シュプール妙高」のヘッドマークが付いた姿は初めて見ました。

20211231 行き先が妙高高原から上越妙高に変更になった「年越し夜行急行」 直江津 P:鉄道博士

いすみ鉄道を再生させた鳥塚亮氏がえちごトキめき鉄道の社長に就任してから、この鉄道会社の魅力はものすごく大きくなりました。あまりお金をかけなくても、頭を使って工夫をすれば、このように人を呼べるのです。そして、トキ鉄と沿線にお金が落ちます。

20211231 直江津駅5番線から上越妙高に向かって出発した「年越し夜行急行」 直江津 P:鉄道博士

直江津駅5番線から、「年越し夜行急行」が出発してゆきました。私はホテルで年越しをします。

20220101 413系・455系 臨時快速 直江津 P:鉄道博士

2022年元旦は、妙高はねうまライン、北しなの線で運転見合わせが発生していないため、朝の臨時快速で妙高高原に向かいます。直江津駅6番線では、昔懐かしい、サボの交換の様子を見学することができました。このようなサボの交換は、方向幕が普及する前には、高崎駅や上野駅などで見ることができたのです。

20220101 413系・455系 臨時快速 直江津 P:鉄道博士

大晦日とは違って、強い地吹雪は吹いていませんでした。

20220101 413系・455系 臨時快速 直江津 P:鉄道博士

今回は、クモハ413-6に乗車します。

20220101 413系・455系 臨時快速 直江津 P:鉄道博士

直江津駅発車のVR動画をご覧ください。

20220101 日本海ひすいラインとの分岐点 直江津〜春日山 P:鉄道博士

日本海ひすいラインと分かれて、単線の妙高はねうまラインを南進します。

20220101 413系・455系 臨時快速の車窓 P:鉄道博士

このあたりの雪景色は本当に素晴らしいと思います。

20220101 413系・455系 臨時快速の車窓 上越妙高 P:鉄道博士

上越妙高駅前のホテルにはまだ泊まったことがないので、機会があれば泊まってみたいです。

20220101 413系・455系 臨時快速の車窓 P:鉄道博士

上越妙高駅を出るとすぐ川を渡ります。

新井駅から二本木駅手前までのVR動画です。二本木駅手前で信号の不具合が発生したようで、停止しました。

20220101 413系・455系 臨時快速の車窓 二本木 P:鉄道博士

二本木駅構内の積雪状況は、この通りでした。

20220101 413系・455系 臨時快速の車窓
二本木 P:鉄道博士

20220101 413系・455系 臨時快速の車窓
二本木 P:鉄道博士

20220101 413系・455系 臨時快速の車窓
二本木 P:鉄道博士

二本木駅手前で停車中、クモハ413-6の運転台の後ろから、二本木駅方面を撮影しました。

20220101 413系・455系 臨時快速車内 二本木駅手前 P:鉄道博士

クモハ413-6の車内はこの通りでしたので、一人で1ボックスを利用できました。

二本木駅から関山駅までのVR動画はこちらです。見たい方向を回して楽しんでください。VRゴーグルにも対応しています。

20220101 413系・455系 臨時快速の車窓
二本木 P:鉄道博士

この大雪は、2015年の元旦を彷彿とさせます。189系電車の最後の活躍を撮影するため、私は、2014年から2015年にかけて、このあたりで年越しをしたのです。

20220101 413系・455系 臨時快速の車窓
二本木駅のスノーシェッド P:鉄道博士

二本木駅のスノーシェッドの上にも、このように雪が積もっていました。

20220101 413系・455系 臨時快速 妙高高原 P:鉄道博士

二本木駅手前での信号トラブルの影響で、妙高高原駅には遅れて到着しましたが、問題はありません。

20220101 413系・455系 臨時快速 妙高高原 P:鉄道博士

413系・455系電車は、私のような40代(以上)の鉄道マニアには懐かしく、若い人には新鮮に見えるのでしょう。全国各地から、「トキ鉄詣で」をする人々がたくさんいます。最後に1輛だけ残った、国鉄急行形電車の価値をわかる鳥塚亮氏が社長になって、様々な改革していただいたおかげです。JR信越本線から第三セクター化されて189系と115系が走らなくなり、沿線の素晴らしい景色にもかかわらず、足が遠のいていた妙高はねうまラインですが、私はすっかりリピーターになっています。

20220101 413系・455系 臨時快速 妙高高原 P:鉄道博士

臨時快速は、遅れて妙高高原駅に到着したので、すぐに直江津に向けて折り返していきました。

20220101 1番線の氷柱 妙高高原 P:鉄道博士

413系・455系の去った1番線ホームの屋根には、見事な氷柱ができていました。

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Twitterで、「鉄道界の現人神は?」というアンケートをとってみました。選択肢は「新幹線ではなくE655系特別車両に乗る天皇陛下」と「えちごトキめき鉄道 鳥塚亮社長」の2択です。アンケート結果は、57.9%の支持を集めた鳥塚社長が「鉄道界の現人神」に認定されました。

寒波が襲来し連日大雪が降る中、安全運転と、魅力あふれる413系・455系を走らせていただけることに対し、トキ鉄の皆さまには、心から感謝しています。

妙高高原駅からは、大晦日は13時頃まで不通だった北しなの線(115系)に乗車し、長野へ向かいました。国鉄型車両を乗り継いで、在来線で直江津から長野まで移動するのは、トンネルだらけの新幹線では味わえない素晴らしさがあります。

読者の皆さんも、ぜひ、直江津へ行ってみてください!! 直江津D51レールパーク、413系・455系観光急行、115系快速、えちごトキめきリゾート雪月花など、老若男女がみな楽しめます。

鉄道は最高のエンターテイメント❤️

【著者】鉄道博士 / Dr. Railway

生後2ヶ月より、鉄道を眺め始め、列車の音が、子守唄代わりになる。 3歳で、交通博物館(鉄道博物館の前身)のリピーターとなる。保育園に登園前の早朝から、最寄駅に年200回ペースで通い始める。 5歳で、鉄道に関するニュースが読みたい欲で、毎日、複数の新聞を読むようになる。小学校入学までには、ほとんどの漢字を読めるようになる。 小学校の入学祝いに「国鉄監修 交通公社の時刻表(現 JTB時刻表)」を買ってもらい、全ページ読破し、旅行の計画を立てるようになる。 10歳で、一眼レフでの鉄道写真撮影をスタート。学生時代は、鉄道の写真をひたすら撮る生活を送り、塾等も行かず、法政大学へ入学。 その後も、企業の取締役、海外との業務提携等の仕事をしながら、鉄道写真を撮り続け、鉄道誌に寄稿を続ける。 1949年以降の日本の車輌であれば、数百種類の車輌の解説が可能。それぞれの特徴や魅力も含めて何でも楽しく解説する姿から”鉄道博士”と呼ばれるように。

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