かながわ商店街大賞に横浜橋通 「コロナバスターズ」展開

黒岩知事(右)から表彰状を贈呈された高橋理事長=横浜市中区

 県内商店街の活性化を目的に、優れた取り組みを表彰する「かながわ商店街大賞」の授賞式が5日、県民共済プラザビル(横浜市中区)で行われた。18団体から応募があった商店街部門では、横浜橋通商店街協同組合(同市南区)が大賞に選ばれた。

 同組合は、新型コロナウイルス感染防止策として、2020年2月から商店街一帯に消毒液を散布する活動「コロナバスターズ」を展開。現在も1週間に1回の頻度で継続している。商店街が一丸となり、安心して買い物できる環境づくりを行っていることや、長年続けている抽選会などの取り組みが評価された。

 授賞式で黒岩祐治知事は「商店街には地元の魅力が詰まっている。地域コミュニティーを核となって支えてくれていることに敬意を表したい」とあいさつ。同組合の高橋一成理事長は「受賞は商店街が一つになり取り組んだ結果。これを機に、より人が集まるような商店街を目指していく」と力を込めた。

 優秀賞は橋本商店街協同組合(相模原市緑区)、上溝商店街振興組合(同市中央区)が受賞。特別賞には鹿島田商店会(川崎市幸区)、さくらみちブラボーズ(茅ケ崎市)、大原町商和会(伊勢原市)が選ばれた。大型店・チェーン店部門は応募がなかったという。

 同賞は2012年度に始まり、今回で10回目。県や商連かながわなど7団体で構成する実行委員会が主催、神奈川新聞社などが後援している。

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