1000万本のスイセン 甘い香り 長崎・野母崎 23日まで「まつり」

白く可憐なスイセンを撮影する来場者=長崎市、長崎のもざき恐竜パーク

 「第30回のもざき水仙まつり」(実行委主催)が8日、長崎市野母町の長崎のもざき恐竜パーク内で始まった。23日まで。
 世界文化遺産に登録されている端島(軍艦島)を望む「水仙の丘」には1千万本のスイセンが白く可憐(かれん)に咲き誇り、ほのかな甘い香りで来場者を迎えている。
 同実行委によると、海側は見ごろ。全体では6分咲きで、16日ごろが見ごろという。長崎市白鳥町から訪れた岩崎健二さん(72)は「市内で花を楽しめる場所がきれいに整備されてうれしい。丘からの眺めもいい」と楽しんでいた。
 会場では土日祝日に市恐竜博物館の恐竜のオブジェの前でスイセンの花束を来場者にプレゼントする(各日1日2回、いずれも数量限定)。また午後6時から10時までパーク内を彩るイルミネーションも実施している。


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