「高校生ビジネスプラン・グランプリ」 島原高ベスト100 化粧品・肌の悩み解決目指す

全国ベスト100に選ばれたビジネスプランを考案した生徒ら=島原市城内2丁目、島原高

 全国の高校生らが起業のアイデアを競う「高校生ビジネスプラン・グランプリ」で、長崎県立島原高(岩橋順弘校長)2年生が提案した「あなたの肌にベストなケアをButterflyで」が、県内で唯一、ベスト100に選ばれた。
 日本政策金融公庫がほぼ毎年開き9回目。全国353校から3087件の応募があった。同校は初参加で7グループ(各4人)が挑み、佐藤真悠子さん(17)、竹本亜弥音さん(16)、石田来菜さん(16)、中山紗矢香さん(17)のグループが選出された。
 化粧品選びや肌トラブルの悩みを持つ若い女性向けのプランを考案した。具体的には、スマートフォンと連動した肌の診断機器を開発。アプリで油分や弾力など肌質を確認できる仕様とし、併せて、連携する通販サイトで肌に合った化粧品の購入ができるサービスの展開も図る内容。
 総合学習の一環で、生徒への聞き取りやインターネットでの市場調査にも取り組んだ。同公庫職員らに収支計画の作り方を教わるなどして完成させた。
 同公庫は7日、同校で生徒に表彰状を授与。長崎支店の淵上眞吾支店長は「女子高生ならではの目線で練り上げられた素晴らしいアイデア」と評価。佐藤さんは「この経験を生かして、学校生活を頑張りたい」と話した。


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