栃木県内新たに350人感染、1人死亡 益子の中学校でクラスター 新型コロナ

県内の新型コロナウイルス感染者数

 県と宇都宮市は21日、新たに計350人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。益子町内の中学校でクラスター(感染者集団)が発生した。県内の累計感染者数は1万8599人となった。

 県は同日、県内医療機関に入院中だった80歳以上の男性患者1人が死亡したと発表。死者は計120人となった。新規感染者は10歳未満~100歳以上の男女。居住地別では宇都宮市117人、足利市38人、佐野市27人、那須塩原市23人、真岡市18人、小山市17人などと続いた。

 クラスターが発生した益子町の中学校は16~20日に同じクラスの生徒5人の感染が判明。県は行動を共にする場面が多い学校活動内で感染が広がったとみている。現在、学年閉鎖措置を取っているという。

 県と宇都宮市は21日、計807件を検査した(委託の未集計分は除く)。累計検査件数は55万5120件、退院者1万6294人、入院者187人、宿泊療養者267人、自宅療養者(療養先調整中含む)1782人、重症者0人、中等症者14人。

県内の新型コロナウイルス感染者(21日発表)

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