高速大容量の第5世代(5G)移動通信システムを特定のエリアで利用できる「ローカル5G」を医療現場で活用する実証実験が、川崎市宮前区の聖マリアンナ医科大学病院で行われている。
複数の医療スタッフが現場から離れた場所で診療の様子を写した映像を確認し、現場と連携する遠隔医療の実現が期待される。
実証実験では、負傷した患者が救急搬送されたと想定し、360度カメラや眼鏡型端末「スマートグラス」などを使って屋外や院内で模擬患者を撮影。その様子を写した映像を複数の医療スタッフがそれぞれの場所で確認し、治療法について相談、決定するのに有効か試している。