会社役員殺人事件 内縁の妻に懲役14年判決 広島地裁

福山市で会社役員の男性を殺害し遺棄したなどとして殺人などの罪に問われている内縁の妻の裁判員裁判で、広島地裁は女に懲役14年を言い渡しました。

起訴状などによりますと福山美保被告(53)は、2020年前田悟被告(53)と共謀し、内縁の夫若嶋真一さん(当時45歳)に睡眠薬を飲ませた上、首をロープで絞めて殺害した罪などに問われています。

31日の判決で広島地裁の三村三緒裁判長は「犯行に至るまでの背景に被害者からのDVがあると認められる」としたうえで「長い期間殺意を抱き、その殺意を計画的に実現した被告人には生命を軽視する態度が見て取れる」と指摘。

死体遺棄についても「無関係の第三者を巻き込む悪質な犯行」などとして懲役14年を言い渡しました。

© 広島ホームテレビ