長崎県などは3日、県内19市町で計565人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。西彼時津町の保育園で新たなクラスター（感染者集団）が発生。学校関係者の感染も相次いで判明し、各校が休校などの対応を取った。
時津町の保育園では同日までに職員1人と園児4人の感染が分かり、県は新たなクラスターと認定。クラスター関連では、北松佐々町の佐々病院で新たに2人が感染し職員と患者計45人に、佐世保市の指定管理施設「市地方卸売市場食肉市場・と畜場」でも1人が判明し累計8人にそれぞれ膨らんだ。
長崎市立中では複数の関係者の感染が分かり3、4両日を休校とした。1月31日から休校中の市立小は、新たな感染者が判明したため4日まで休校を継続。佐世保市立1校も新たに1学級を学級閉鎖とした。
自治体職員は長崎市3人、県と五島市各1人の感染を公表。県警本部勤務の一般職員1人、米海軍佐世保基地従業員2人の感染も分かった。
米海軍佐世保基地は3日、新たに基地関係者計3人が感染したと発表した。同基地で判明した感染者数は計661人となった。
