全国130紙使用 新聞でSDGs学ぶワークショップ体験

ニュースパーク

 新聞を使って、国連が定めた「持続可能な開発目標(SDGs)」の学びを深める授業手法を体験するワークショップが23日、オンラインで開かれる。教員を対象に、ニュースパーク(日本新聞博物館、横浜市中区)が教育連携事業として主催する。「新聞でSDGs授業デザイン」と題し、全国130紙を使用する。

 SDGsは「質の高い教育をみんなに」など17のゴール(目標)、169のターゲットが設定されている。それらに関する記事が掲載されている新聞との「親和性が高い」とされ、学校での学習に新聞を活用するNIE(教育に新聞を)でも実践されている。

 前半は、17のゴールを図形化したアイコンを描いた付箋を用いる。ある日の新聞紙面全ページを対象に参加者が関連する記事を探し付箋を貼り付け、世界が目指す目標を「見える化」して共有する。

 後半は、全国の新聞紙面から各自がSDGs達成に重要と思う記事を一つ選び、ゴールを結び付け経済・環境・社会の視点で文章にまとめる。

 講師は元公立中学校総括教諭、日本NIE学会理事で県NIE推進協議会特別NIEアドバイザーの有馬進一さんらが務める。

 午後1時~3時半。定員40人。参加費千円(教材費・送料)。10日までに、ニュースパークウェブページ(https://newspark.jp)のイベント情報から申し込む。

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