剣道の第70回全日本都道府県対抗優勝大会(男子)、第14回全日本都道府県対抗女子優勝大会の長崎県予選は6日、諫早市の西陵高体育館でそれぞれ行われ、男子中堅の部は宮﨑東平(学剣連)、女子副将の部は田上幹子(同)が県代表に決まった。
年齢・職種別にリーグ戦やトーナメントで競い、優勝者が代表、準優勝者が補欠に選ばれた。男女とも先鋒の高校生と次鋒の大学生は、専門部と強化委員会の推薦で決定。男子三将(警察官)の予選会は事前に行われた。
全国大会の男子は4月29日に大阪、女子は7月10日に東京で開催される予定。例年、男子は7人制、女子は5人制の団体戦だが、今年は男女ともに7人制で行われる。
=長崎県代表と補欠
【男子】
▽先鋒(高校生) 山口拓(長崎南山高)
▽次鋒(大学生) 黒川雄大(筑波大)
▽五将(35歳未満) 丸田麟太郎(平戸市)北翔太朗(大村市)
▽中堅(教職員) 宮﨑東平(学剣連)中島孝彰(同)
▽三将(警察官) 大久保寛(県警)川本和裕(同)
▽副将(35歳以上) 安永誠(佐世保市)
▽大将(50歳以上) 浦田昌典(県警)荒木雅義(学剣連)
【女子】
▽先鋒(高校生) 永井萌(島原高)
▽次鋒(大学生) 岩本瑚々(筑波大)
▽五将(18歳以上) 大園望夏(県警)松尾百華(長崎市)
▽中堅(30歳以上) 北浦菜海子(諫早市)児玉亭子(同)
▽三将(30歳以上) 野﨑優花(学剣連)中村久美子(同)
▽副将(40歳以上) 田上幹子(学剣連)小崎さくら(同)
▽大将(50歳以上) 野上麻佐代(長崎市)島田恭子(学剣連)
◎男子大将の部・浦田 得意の出頭面で快勝
3人のリーグ戦で競った男子大将の部(50歳以上)は、50歳になったばかりの浦田(県警)が県代表の座をつかんだ。全日本都道府県対抗への出場は20代以来2度目で「(代表権を)取れてほっとしている」と静かに喜んだ。
ライバルとみられていた荒木(学剣連)から出頭面で1本を奪って白星発進すると、次の試合も1本勝ち。「荒木さんとは初顔合わせ。探り探りという試合になったけれど、うまく得意な形で1本を奪えた」とうなずいた。
長崎県は前回の全日本大会で51年ぶりに3位入賞を果たした。連続入賞が懸かる大会の大将を任されることになり「代表メンバーの最年長として、大将として、チームをまとめたい」と意気込んだ。