【日本保険薬局協会】調剤の外部委託、「断固反対はしていない」/一部報道に違和感

【2022.02.10配信】日本保険薬局協会は2月10日に会見を開き、その中で、首藤正一会長は、調剤の外部委託に関する協会の見解に関して述べた。首藤会長は、一部の経済紙で調剤の外部委託の議論に対して、薬局業界が断固反対しているという趣旨の報道があったことに触れて、「断固反対しているわけではない」と述べた。

首藤会長は、一部経済紙に薬局業界が外部委託に断固反対しているとの報道があったことに触れ、「絶対認められないという意見は述べていない」と述べた。

協会も規制改革推進会議のワーキンググループでヒアリングを受けているが、その場では「現状の問題点を指摘しながらそれを改善できれば断固反するものではないと意見を述べた」(首藤会長)とした。

「現状では、責任の所在や安全に問題があるということを指摘している。また、海外の事例などを提示されているが、日本と海外では処方箋の書き方なども大きく違っており、海外の事例をもって解禁すべきということは現段階では問題であるということを指摘している」(首藤会長)と述べた。

首藤会長は「誤解のないようにいただきたい」と述べた。

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