確定申告、コンセーレに 17年ぶり 特設会場変更 宇都宮税務署

宇都宮税務署管内の確定申告の特設会場となるコンセーレ=2月上旬、宇都宮市

 16日から始まる2021年分の所得税などの確定申告で、宇都宮税務署管内の特設会場が宇都宮市元今泉6丁目のマロニエプラザから、同市駒生1丁目のコンセーレに変わる。マロニエプラザの大規模改修工事のためで、会場変更は17年ぶりとなる。

 同税務署は宇都宮市と上三川町の住民を対象に、確定申告の特設会場として06年2月からマロニエプラザを使用してきた。改修工事に伴う休館を受け、同税務署は交通の利便性や200台以上の駐車場の確保、施設の収容能力を踏まえて入札を行い、昨年6月に会場はコンセーレに決まった。

 「会場が変わるのか」「コンセーレはどこにあるのか」。同税務署には1月半ばから1日に30件ほど、電話や来署者からの問い合わせがあるという。同税務署は会場変更を周知するポスターを作製し、県や宇都宮市、大型商業施設などに配布して周知を急ぐ。

 県内の8税務署では宇都宮、栃木、鹿沼の3税務署が特設会場を設け、他は各税務署で確定申告を受け付ける。新型コロナウイルス禍を受け、いずれも昨年同様、当日に入場整理券を配布し来場者を制限する。整理券配布は午前8時半からで、午前9時の枠から30分単位で受け付ける。また無料通信アプリ「LINE(ライン)」の国税庁の公式アカウントからは、来場日の10日前から時間を指定した申し込みができる。

© 株式会社下野新聞社