2級土木施工管理技術検定 全員合格 大村工高建設工業科40人 2年連続

40人全員合格を達成し笑顔の生徒=大村工業高

 昨年10月に実施された2級土木施工管理技術検定(一次検定)に、長崎県大村市森園町の県立大村工業高(北島弘明校長、948人)建設工業科3年の40人全員が合格した。同検定での全員合格は2年連続。
 全国建設研修センターが実施する同検定は、土木工事現場で的確に施行管理するための知識を問う。一次検定に合格すると2級土木施工管理技士補となり、3年間の実務の後に受けられる二次検定合格で2級土木施工管理技士の資格が得られる。
 生徒らは授業のほか、朝や放課後の補習を活用して対策。就職試験の時期と重なっていたが、時間を工面して勉強に励んだ。卒業後の進路は建設関係への就職が一番多いという。
 田中晴也さん(18)は「去年の先輩が全員合格でプレッシャーもあったが、みんなで教え合って達成できた」、村田瑠衣さん(18)は「資格を生かし、就職先の会社で仕事の幅を広げたい」とそれぞれ喜びを語った。


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