全九州高校新人ラグビー 長崎北陽台、長崎北 選抜同時出場なるか 19日に熊本で開幕

県新人大会決勝で熱戦を展開した長崎北陽台と長崎北。7大会ぶりの県勢2校選抜出場が期待される=大村市、県営放虎原ラグビー場

 ラグビーの第44回全九州高校新人大会は19~22日、熊本市の熊本県民総合運動公園で行われる。各県新人大会上位2校の計16校が出場。6枠の全国選抜大会(3月24~31日・埼玉)出場権を懸けて熱戦を展開する。県勢は長崎北陽台と長崎北がエントリー。長崎北陽台は5大会連続、長崎北は7大会ぶりの選抜出場を狙う。そろって出場権を獲得すれば、7大会ぶりの県勢2校同時出場となる。
 九州大会は当初、19~23日の日程だったが、新型コロナウイルス感染状況などから、昨年に続いて短縮日程での開催を決定。準決勝、決勝を取りやめ、準々決勝までと敗者戦2試合を無観客で実施する。選抜出場権は準々決勝で勝った4校、敗者戦で勝った2校に与えられる。
 長崎第1代表の長崎北陽台は、今冬の花園8強メンバーを軸に1月の県新人大会でV5を達成。ナンバー8白丸、フランカー亀井を中心にしたFWは接点に強く、バックスもCTB中島、馬場らを筆頭に、体を張れるようになってきた。FB亀川の走力は全国レベルに達している。準々決勝で東福岡(福岡1位)との対戦になりそうだが、敗者戦も含め、順当ならば選抜切符獲得は濃厚だ。

全九州高校新人ラグビー トーナメント表

 長崎第2代表の長崎北は、県新人大会決勝で長崎北陽台に善戦。プロップ德久、ナンバー8川端らが主力のFW陣は前に出る力を備える。バックスの要はSH本多、CTB永田。本多は攻撃力があり、高いレベルで複数ポジションをこなせる。初戦の相手は花園8強の佐賀工(佐賀1位)。FWが密集戦でどれだけ踏ん張れるかがポイントで、ここを抜ければ選抜切符に大きく近づく。


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