【新型コロナ】横浜で5人死亡3093人感染 高齢者施設で新クラスター

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は20日、男女5人の死亡と、10歳未満~100歳代の男女3093人の感染が確認されたと発表した。症状は重症2人、中等症7人、軽症3009人、無症状16人、調査中59人。

 市によると、5人はいずれも基礎疾患があり、うち4人は、入所していた施設や入院先の病院でクラスター(集団者感染)が発生していた。

 60~80代の男性3人は、ふれあい東戸塚ホスピタル(戸塚区)の入院患者。60代男性は5日に陽性が判明し、8日に血栓塞栓症で亡くなった。80代男性は6日に陽性が判明し、9日に消化管出血で死亡。もう一人の80代男性は1月27日に実施したPCR検査で陽性が判明し、2月5日に敗血症で亡くなった。同施設の感染者数は計105人、死者は計8人となった。

 70代女性は、1日にクラスターが発表された特別養護老人ホームの入所者。12日に陽性が確認され、18日に死亡した。死因は新型コロナ感染症。同施設の感染者数は計18人、死者は計3人となった。

 泉区の100歳代の女性は4日にせきで発症し、5日に陽性と判明した。8日に入院し、徐々に状態が悪化。18日に新型コロナ感染症による肺炎で亡くなった。

 市は、高齢者の通所・訪問・宿泊の介護サービスを行う小規模多機能施設の陽性者数が5人になったとして、新たなクラスターと認定した。

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