ケミカルタンカー「第五八千代丸」進水 佐世保・前畑造船

進水するケミカルタンカー「第五八千代丸」=佐世保市、前畑造船

 長崎県佐世保市干尽町の前畑造船(北村與志郎社長)で19日、ケミカルタンカー(約499トン)の命名・進水式があった。「第五八千代丸」と命名され、関係者が航行の安全を祈願した。
 全長60メートル、幅10.8メートル。五和海運(熊本県天草市)から受注した。水酸化ナトリウムなどを積載する。引き渡しは6月下旬の予定。
 式では船名を発表し、神事で安全を祈願。船上から餅まきをして進水を祝った。その後、支綱が切断され、船はゆっくりと海に進んだ。
 来年度はフェリーと高校の実習船の竣工(しゅんこう)・引き渡しを予定している。北村社長は「新型コロナ禍でさまざまな心配はあるが、工期の遅れがないよう建造を進めていきたい」と話した。

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