花火で子どもたちに元気を 厚木市立小中4校で打ち上げ

 新型コロナウイルス禍で活動に制限を受けている子どもたちを元気づけようと、厚木市内2地区の市立小中学校計4校で25、26日、学校やPTAなどが協力して小規模な花火を打ち上げる。打ち上げ場所となる学校への来校は原則禁止とし、自宅からの観賞を呼び掛けている。

 25日に打ち上げるのは、市立藤塚中(同市上依知)、市立北小(同市山際)、市立上依知小(同市上依知)の3校で、同日午後6時半から計約10分間を予定している。

 北小の校庭で花火を打ち上げた後、上依知小の校庭でも打ち上げ、最後に藤塚中の校庭で噴水式花火と仕掛け花火を行う。

 コロナ禍で藤塚中3年生(132人)が予定していた2年時の日帰り鎌倉散策、3年時の京都・奈良修学旅行が中止となったことを受け、同中と同中PTA、地域子育てサークル「コミュニティ保育エンジェル」の3者が合同で、生徒を元気づけようと企画した。当日は、同中の3年生だけ中学の校舎屋上と校庭から花火を楽しんでもらうという。

 また、26日午後6時半からは市立毛利台小(同市毛利台)の校庭で、同小PTAや地域の青少年団体などでつくる実行委員会が花火75発を打ち上げる。

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