【新型コロナ】神奈川で13人死亡5996人感染 9日ぶり6千人下回る

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で23日、男女13人の死亡と、10歳未満~100歳以上の男女5996人の感染が新たに確認された。1日当たりの新規感染者が6千人を下回るのは14日(5729人)以来、9日ぶり。

 県内の入院患者は22日現在で1778人(重症100人、中等症1484人、軽症・無症状194人)。入院患者数としては21日の1785人に次ぎ、過去2番目に多かった。

 県によると、綾瀬市の90代女性は自宅で熱や脱力感を訴え、17日に検査で感染が判明。自宅療養中に体調が悪化し、19日に医療機関に救急搬送されたが、新型コロナによる肺炎で同日死亡した。

 横浜市では、60~100歳代の男女6人の死亡が確認。市によると、うち4人が入院した病院や入所した高齢者施設でクラスター(感染者集団)が発生していた。

 川崎市は70~90代の男女4人の死亡を発表。うち2人がクラスターが発生していた高齢者施設の入所者だった。横須賀市では60代男性の死亡が判明した。

 一方、横浜市では園児と職員計20人の感染が判明した保育施設のほか、けいゆう病院(西区)や高齢者施設など計8施設を新たなクラスターに認定。相模原市の認定こども園2園では、それぞれ19人と15人の感染が分かり、新たなクラスターに認定された。

 県は22日に公表した感染者数のうち、1人が重複していたとして取り下げた。 このほか、県は新たに199人が自主療養したと発表した。自主療養者の累計は8723人になった。

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