【23日】長崎県内473人コロナ感染 1人死亡 新規クラスター4件

左から23日発表の市町別感染者数、新型コロナウイルス感染者の入院状況 (22日午後7時現在)

 長崎県などは23日、県内16市町で新たに473人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。療養中だった諫早市の80代男性が死亡。長崎市で2件、諫早市と島原市で各1件の新規クラスター(感染者集団)が発生した。
 島原市の県立島原高は、同じ部に所属する生徒8人が感染。分散登校中で、部活動は21日まで休止していた。諫早市の高齢者施設は入居者12人と職員3人の感染を確認した。
 長崎市の私立学校は関係者5人が陽性となり、21、22日に一部を閉鎖した。同市の民間障害児通所施設は利用者と職員合わせて9人が感染した。
 既存クラスターは6件が拡大。それぞれ累計は▽長崎市の医療機関=125人(5人増)▽西彼長与町の障害児通所支援事業所=9人(1人増)▽諫早市の医療機関=17人(3人増)▽同市の高齢者施設=10人(1人増)▽同市の宮崎病院=17人(2人増)▽平戸市の青洲会病院=31人(4人増)-となった。
 県は県央振興局に勤務する男性職員2人の感染を発表。長崎市は職員2人、佐世保市はアルカスSASEBOの職員1人、県警は警察官2人と職員1人の感染をそれぞれ明らかにした。
 米海軍佐世保基地は新たに同基地関係者(軍人、軍属など)1人の感染を確認した。


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