米軍のオスプレイ 佐世保に2機飛来

佐世保に飛来したオスプレイ=24日午前11時44分、米海軍赤崎貯油所

 米軍の輸送機オスプレイ2機が24日、長崎県佐世保市の米海軍赤崎貯油所に飛来した。米海軍佐世保基地は取材に対し「通常の人員および貨物の輸送」と回答している。同基地によると23日も飛来し業務に当たったという。
 同基地によると飛来したのは米海軍が運用するCMV-22Bオスプレイ。米カリフォルニア州のノースアイランド海軍航空基地を拠点とする艦隊後方支援多用途飛行隊に所属しているという。陸上基地から海上の空母へ人員や貨物などを輸送する。市基地政策局によると、オスプレイが最後に佐世保へ飛来したのは2021年5月10日。
 リムピース編集委員の篠崎正人氏は「佐世保には滑走路がないため、従来は空母と陸上を結ぶことができなかった。(佐世保からも)空母への物資、人員の輸送が可能になったといえる」との見解を示した。

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