新幹線開業関連を計上 当初予算案など26件上程 諫早市議会

 定例諫早市議会は25日開会し、会期を3月22日までの26日間と決めた後、西九州新幹線開業関連を計上した総額631億5千万円の新年度一般会計当初予算案など26件を上程した。
 9月23日に開業する西九州新幹線の関連予算は13の主要事業分で計4億6100万円。市内周遊マップ作成、新幹線車両見学会を通した情報発信や機運醸成、着地型旅行商品の開発支援、開業記念イベント、諫早駅を案内する道路標識の改善、同駅周辺道路整備などの事業費に充てる。
 開業に合わせた同駅周辺のハード整備も大詰め。4月には大規模な機構改革で交流人口拡大へ受け入れ体制を整える。大久保潔重市長は施政方針説明で「県内交通の要衝である強みや豊かな自然と風土が育んだ魅力を積極的に発信するなど、またとないこのチャンスを市勢発展の起爆剤として活用していきたい」と述べた。
 代表質問は3月2日に計5人が、一般質問は同3、4、7の3日間に計12人がそれぞれ登壇する。


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