詐欺番号を着信拒否 ニセ電話詐欺防ぐ 亀岳郵便局員2人に感謝状 西海署

森署長から感謝状を受け取る大浦さん(中央)と楠本さん(右)

 ニセ電話詐欺被害を未然に防いだとして、長崎県西海市西彼町の亀岳郵便局員、大浦佳代子さん(41)と楠本奈緒美さん(25)に24日、西海署から感謝状が贈られた。
 同署などによると、2人は1月28日の午後、来局した60歳ぐらいの女性から「電話の相手から、明日までにお金を入れないと引き落としができないと言われた」と相談を受けた。相手先の電話番号をインターネットで調べたところ詐欺に関連する番号。「うてあわなくていい」とアドバイスし、着信拒否の設定をした。
 授与式で森広美署長は「勇気も必要な行動。防いでいただき大変ありがたい」と述べた。大浦さんは「金融機関は防犯の最後のとりで。今後も注意を払っていきたい」と話した。


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