犬、猫の譲渡円滑に 宇都宮市動物愛護センターを整備 4月運用開始

市動物愛護センターの施設の一部

 【宇都宮】市は、さまざまな事情で飼えなくなった犬と猫を収容して希望者に譲渡する「市動物愛護センター」(愛称・宮わんにゃんパーク)を竹林町の市保健所西隣に整備し、新年度運用を開始する。これまで保健所が直接運営していた収容施設を改修したほか、希望者が犬、猫と触れ合うことができる「愛護ふれあい棟」を新たに設置した。

 市保健所は狂犬病予防法などに基づき、放浪犬や、飼い主の死去などのやむを得ない事情で飼えなくなった市内の犬、猫を収容し、希望者へ譲渡してきた。新年度からは、この機能を同センターに集約する。

 これまでの施設は手狭で空調、排水設備がなかったため、ふん尿の臭いがこもりやすく、譲渡を希望する人が満足に見学することができなかった。このため市は施設を改修、拡充した。

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