ワクチン4回目、入所者に誤接種 佐世保の高齢者施設

 長崎県佐世保市は9日、市内の高齢者施設の入所者に誤って新型コロナウイルスワクチンの4回目接種をしたと発表した。ワクチンによる悪影響は出ておらず、医療機関が健康観察を続けているとしている。
 入所者は1月19日、2回目接種から6カ月を経過したため、高齢者施設で、接種券なしで3回目を受けた。同25日に別の高齢者施設へ転所。入所者の家族が施設に持参した接種券を使い、2月22日に誤って4回目の接種を受けたという。
 市によると、施設入所者への早期接種を進めるため、当時、接種券なしの3回目接種は認められていた。市は「(転所前後の)施設間で3回目接種についての情報共有がされていなかったことが原因。医療機関や施設に注意喚起し、再発防止を図る」としている。


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