東・西日本 来週にかけてさくらのつぼみ膨らむ暖かさ 沖縄・奄美は晴天多い 1か月予報

 気象庁は10日(木)、向こう1か月(3/12~4/11)の天候の見通しを発表した。 寒気の影響を受けにくいため、向こう1か月の気温は全国的に高い見込み。特に、期間のはじめは、暖かい空気が流れ込むため、東・西日本で気温がかなり高くなりそうだ。また、沖縄・奄美は向こう1か月の降水量は平年並みか少なく、日照時間は平年並みか多い見通し。

 1週目(3/12~3/18) 全国的に高温だが、特に南から暖気が入る東・西日本は気温がかなり高くなりそうだ。北日本の太平洋側は低気圧の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少ない見込み。沖縄・奄美は高気圧に覆われやすく、平年に比べて曇りや雨の日が少なくなりそうだ。

 2週目(3/19~3/25) 北日本の太平洋側、東日本と西日本の日本海側は、低気圧や気圧の谷の影響を受けやすく、平年に比べ晴れの日が少ない見込み。気温は、東・西日本、沖縄・奄美で高温傾向が見込まれる。  3~4週目(3/26~4/8) 沖縄・奄美は高気圧に覆われやすく、平年に比べて曇りや雨の日が少ない見通し。

奄美に「高温に関する早期天候情報」

高温に関する早期天候情報。出典:気象庁HP

 奄美の向こう2週間の気温は、高い日が多くなる見込み。特に、18日(金)ごろからの5日間ほどは、暖かい空気が流れ込みやすいため、平年よりかなり高くなる可能性がある。このため、鹿児島地方気象台は「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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