「起訴相当」広島市議3人が辞職

3年前の参議院選挙をめぐる大規模買収事件で、現金を受け取り起訴相当と議決された議員の「辞職ドミノ」。

広島市議会では3人の辞職が許可されました。

佐々木寿吉議長「辞職を許可することにご異議ございませんか。異議なしと認めます」

9日に略式起訴に同意し辞職願を提出した広島市議会の豊島岩白議員、海徳裕志議員、今田良治議員の3人について10日の本会議で辞職が許可されました。

これに先だち開かれた議会運営委員会では

共産党 近松里子市議「3名の議員が辞職することはすごく議会としても大変重たいことだと思う。議長として(市民に向けて)ひと言申されるべきではないか」

共産党の議員から佐々木議長に対して提案がありましたが、「まだ検察から正式な判断が出されていない」として、受け入れられませんでした。

佐々木寿吉議長「共産党の幹事長には(本会議)最終日に考えがあるからそれまで待ってくれと(言った)」

一方、広島市議会前では買収問題を追及する市民団体が抗議活動を行いました。

河井疑惑をただす会 山根岩男さん「政治家がこれだけの金をもらって罪の意識がみじんもない。こんなことが許されるのでしょうか」

市民団体は佐々木議長宛てに被買収議員全員の辞職などを求める要望書を提出しました。

大規模買収事件によりこれまでに辞職した広島市議は5人で、この影響で安芸区と安佐北区では補欠選挙が行われます。

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