東日本大震災の発生から11年となった11日、宇都宮市中心部のオリオンスクエアでは被災地支援団体がキャンドル約2500個に火をともし、黙祷(もくとう)した。被災地・福島県浪江町など県内外の参加者とオンラインでつながり「震災を忘れない」という思いを共有した。
ボランティア団体「ともしびプロジェクト宇都宮支部」、学生団体「UP(宇大生プロジェクト)」などが共催。新型コロナウイルス禍の影響で昨年に続きオンラインで開催した。
午後7時すぎ、会場に集まった関係者約30人が、キャンドルに次々と火をともしていった。全てに火がともると「2022.3・11」という文字と日本地図の形が浮かび上がった。
UPメンバーの宇都宮大2年内田若那(うちだわかな)さん(20)は「震災は私たちに命の大切さについて考えるきっかけを与えてくれた」と話し、光を見詰めた。