栃木県と宇都宮市は11日、新たに計482人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の累計感染者数は5万1767人となった。10、11日にいずれも医療機関に入院中だった60代男性1人と80歳以上男性2人の計3人が死亡した。高齢者、福祉施設で計2件のクラスター(感染者集団)が発生した。
新規感染者は10歳未満~90歳以上の男女で、238人の感染経路が分かっていない。検査なしで医師が陽性判断する「みなし陽性」は35人だった。
クラスターは宇都宮市内の福祉施設で入所者12人、職員4人が感染。茂木町内の高齢者施設では利用者、職員の各4人の感染が確認された。
また、10日に死亡を公表した80歳以上男性1人については療養解除後の死亡だったとして死者数から削除。県内の死者は計222人となった。
入院者189人、宿泊療養者399人、自宅療養者(療養先調整中含む)5208人、重症者4人。
【11日の市町別感染者数】宇都宮市153人、足利市55人、小山市40人、栃木市、佐野市各27人、大田原市23人、那須塩原市22人、真岡市20人、鹿沼市17人、野木町11人、那須町10人、さくら市8人、日光市、壬生町、上三川町各7人、矢板市、高根沢町各6人、芳賀町5人、益子町、那珂川町各4人、塩谷町3人、下野市2人、茂木町1人、県外17人