東京は20℃超え 汗ばむ気温 今年一番の暖かさに あすにかけて再び天気下り坂

14日(月)の全国の天気と予想最高気温

 午後1時現在、東日本・西日本の太平洋側を中心にすでに20℃を上回っている。外出の際は上着がなくても良さそうだ。ただ、気温が上がる影響で、なだれや落雪に加え、花粉にも注意が必要だ。

 また、今晩からあすにかけて再び前線が通過する。西日本では日本海側を中心に、日付が変わる前から雨が降りそうだ。

汗ばむ陽気に 上着はいらない 花粉対策の徹底を

14日(月)午後1時現在の気温と予想最高気温の分布

 午後1時現在の東京の気温は22.5℃。すでに厚手の服では汗ばむ気温となっている。昼過ぎにかけてさらに気温が上がり、5月並みの暖かさとなる所もある見込みで、今年一番の暖かさとなる所も多くなりそうだ。

 外出の際は上着がなくても良さそうだが、関東や東海を中心に雨上がりの晴れた日になるので、花粉量が多くなる見込み。対策を忘れないように心がけたい。

 また、積雪の残る地域ではなだれや落雪にも注意が必要になる。

なだれ注意報発表中 気温上昇で雪が重くなっている

14日(月)正午ごろ発表のなだれ注意報

 午後1時現在、東北や北陸では多くの地域でなだれ注意報が発表されている。これは、昨晩からけさにかけて雨が降ったことなどから、雪が解けてなだれや落雪が起きやすくなっているためだ。雪が水分を含んでいつもより重くなっているので、落ちてくる可能性のある場所では距離をとるなど、注意を心がけてほしい。

この後~あすの天気 再び前線通過 あすの関東はきょうと似た天気変化に

時系列予報

 この後は、夕方にかけて西日本や日本海側の山沿いで一時的に雨が降る所があるが、大きな天気の崩れはない。

15日(火)午前5時と午前8時の雨と雪の予想

 ただ、夜になると、前線の影響で山陰や九州北部に雨雲が広がる。この前線はきょう夜遅くからあす午前中にかけて日本に沿うように移動し、あすの通勤時間には北陸から近畿でまとまった雨が降る予想だ。大気の状態が不安定になので、落雷や突風にも注意が必要になる。ただ、午後になると前線は東へと抜け、晴れ間が広がる予想だ。

 一方、北日本では、低気圧の影響で雨や雪が続く。東北では昼頃、一度雨脚が弱まるが、午後は再び雨の範囲が広がる予想。また、北海道では大雪による交通障害にも注意が必要だ。

(気象予報士・森戸美唯)

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