各市町村で子ども用ワクチンの接種が本格化 大分

 県内の各市町村では、新型コロナ子ども用ワクチンの接種が本格化しています。

 大分市の大分こども病院では、12日、5歳から11歳を対象にした子ども用ワクチンの集団接種が始まりました。

 この日は定員いっぱいの50人の予約がありました。

 大分市は3月5日から、一部の医療機関で接種を始めました。段階的にほかの医療機関でもスタートし、これで、予定していた24ヵ所全てで接種が始まりました。

 県内の市町村では、中津市や津久見市など、大分市を含む10の市と町が子どもの接種をきのうまでに始めていて、佐伯市、別府市、竹田市は14日から始まりました。

 そのほかの市町村も今後、順次スタートします。着々と子ども用ワクチンの接種が進む一方で、街ではこんな声も・・。

 5歳児の母親「接種券来たけど考え中。長期的な影響も分かってないし」

 6歳児の母親「新薬のワクチンに対しての安心感は持てなくて感染が広がらなければ今のままから落ち着いてくるのであれば(子どもは)受けないまま終えられたらなと思っている」

 いまだ不透明な副反応などに不安を覚える人もいるようです。これに対して県は「体調不良を訴える人がいるという話はまだ聞いていない。接種は努力義務ではないので家族で相談して決めてほしい」と話しています。

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