チェルシーのメインスポンサーであるイギリス通信会社『スリー』は、クラブに胸ロゴを消すよう催促している。
イギリス政府がアブラモビッチに制裁 資産凍結でチェルシー売却不可に
『スリー』は先日、ロシアのウクライナ侵攻によりロマン・アブラモビッチにイギリス政府が制裁を科したのに伴い、チェルシーとの1億2000万ポンド(約188億円)のスポンサー契約を停止。韓国の自動車メーカー『ヒュンダイ』も同様の措置を取り、『スリー』の広報担当者はチェルシーに胸にロゴがプリントされたシャツの使用を禁止するよう促した。「チェルシーとの話し合いにより、キットの供給問題やライセンス制限の結果として、“スリー”のロゴが入ったシャツの使用は、継続的な問題があると理解している。私たちはクラブに対し、この問題を早急に解決するよう要請している」。
チェルシーはアブラモビッチとクラブに科せられた制裁のため、新しいキットを作成する事ができない。そのため、ロシア『ガスプロム』との契約を打ち切ったシャルケのように、ロゴをシールで隠すという粗末な方法を取る可能性も。UEFAチャンピオンズリーグのリール戦では今まで通りロゴの入ったシャツを着用してプレーしたが、今後の対応に注目が集まる。