新制服候補でファッションショー 諫早商業高 生徒16人モデル

新制服候補のファッションショー=諫早商業高

 ジェンダーレスなどに対応した制服への変更を予定している長崎県立諫早商業高(諫早市宇都町、長池純寛校長)で、新たな制服の候補を集めたファッションショーがあった。
 同校は昨年2月、校長や生徒などでつくる制服検討委員会を設立。ファションショーには菅公学生服など3社が候補となる制服を2タイプずつ提供した。
 ファッションショーは体育館であり、代表16人がモデルとして全生徒の前をウオーキングした。後輩たちに着てほしいデザインか、スクールポリシーに合っているかなどを生徒にアンケートして制服を提供する会社を決定する。
 モデルとしてスラックスを着用した生徒会長の瓶田優愛さん(17)は「冬は暖かく、洗えるのも魅力。その日の気分で履き替え、楽しんでもらえれば。何十年後もずっといいねと思ってもらえて、諫商生らしさが伝わるデザインが選ばれるとうれしい」と話した。
 新制服は2023年度の入学生から着用予定。冬服の変更は女子は約30年ぶり、男子は創立以来初めて。


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