「こまがねの森キャンプ場」は、中央アルプスの玄関口駒ヶ根高原にあります。ここは「ペンション こまがねの森」のオーナーさんが2021年にスタートさせた通年使える小さなキャンプサイト。中央アルプス、南アルプスの景色を堪能しながらプライベート感満載のキャンプを楽しめますよ。
長野県駒ヶ根市「こまがねの森キャンプ場」の基本情報・アクセス
「こまがねの森キャンプ場」は手づくりのぬくもりがあるキャンプ場です。
オールシーズン使用できるため四季折々のキャンプライフを味わえます。
※地図は「ペンション こまがねの森」で検索してください。
長野県駒ヶ根市「こまがねの森キャンプ場」の施設情報
まずは「こまがねの森キャンプ場」のテントサイトや、場内施設をご紹介します。
ペンション施設東隣りの小さな森の中に、ウッドデッキサイトが4区画、グランピングドームが1基あります。
受付はペンションの建物の中。手続きが終わったらさっそく荷物を降ろしましょう。
テントサイト1:ウッドデッキサイトなら雨でもぬかるまない!
キャンプ中、急に雨に降られてキャンプサイトが水没したという経験のある人もいるのでは?
「こまがねの森キャンプ場」にはウッドデッキサイトがあるので安心です。
キャンプサイトはゆるやかな斜面にあり、整地はしてありますが、やや傾きがあります。
ウッドデッキなら傾きは気にならず、また、ゴツゴツした石が背中にあたることもないのでぐっすり眠れます。
ウッドデッキはそれぞれ大きさが違うので事前に広さを確かめて予約しましょう。
一番小さなウッドデッキは筆者手持ちのメジャーで計測したところ1.25m×2.5m。
1〜2名用のテントやツーリングテントなどが向いています。
▼バンドック「ソロドーム1」
ウッドデッキが使いづらい場合は、地面にテントを張りウッドデッキを荷物置きスペースにする方法もあります。
設営場所で困ったときは、ぜひオーナーさんに相談してください。
状況に応じて別の場所を案内してもらえることも。臨機応変に楽しみましょう。
周辺の木を利用して、ハンモックを吊るすこともできます。
脚立も借りられるので高さを保ちしっかりととめられます。
テントサイト2:ペット可のグランピングサイト
キャンプサイトに到着してひときわ目をひくグランピング用のドームは、冷蔵庫・洗面所・エアコン、アメニティ完備。
室内のハンモックでゆらゆらしながら景色を楽しむおこもりキャンプもおすすめです。
小型のペットなら一緒に泊まることもできます(有料)。
グランピングドーム前の専用テラスには、テーブルやイス、BBQグリルがあります。
食材やドリンクは持ち込み可能なので気軽にアウトドア飯が楽しめます。
車は自分が使用するサイトの横に横付けできます。
場内施設:温水・ウォシュレット・Wi-Fi・AC電源付きの高規格
小さいキャンプサイトですが寒い冬でも炊事場で温水が使えたり、便座の温かいウォシュレット付きトイレが使えるのはありがたいですね。
炊事場には洗剤、スポンジが置いてあり、シンクの下には分別ゴミ、灰や炭をいれるバケツもあります。
サイト内には人感センサーによるライトで懐中電灯がなくてもトイレに行けます。
その他、Wi-FiやAC電源も使えワーケーションにも便利です。
長野県駒ヶ根市「こまがねの森キャンプ場」のおすすめポイント
つづいて、実際にキャンプ泊をしてみて筆者が感じた「こまがねの森キャンプ場」の5つの魅力についてご紹介します。
魅力1:中央自動車道「駒ヶ根I.C.」から5分の好立地
「こまがねの森キャンプ場」は中央自動車道「駒ヶ根I.C.」出口からわずか5分。
山道を運転するのが苦手な人にも優しい立地です。
冬の中央自動車道はチェーン規制などがありますので、事前にチェックしてからでかけましょう。
魅力2:ペンション併設で安心
一番の特徴は、「ペンション こまがねの森」の敷地にあること。
オーナーご家族が隣に住んでいるので、わからないことには親身になって相談にのってもらえるので安心です。
キャンプサイトにシャワールームもありますが、ペンション内のお風呂も使わせてもらえます。
また、予約すれば夕食を作ってもらうこともできるため、スケジュールの都合で自炊できないときの心強い味方になりますね。
魅力3:朝は焼きたてピザのサービスがある
泊まった翌朝は焼きたてピザのサービスがあります。
出発の朝は、調理や食器の後片付けがおっくうになることも。
そんなときに、この一皿は助かります。
朝食を準備している間に、子どもたちがお腹をすかせたときなどにもぴったりですね。
魅力4:こぢんまりしたキャンプ場ならではのプライベート感
もとは、ペンション敷地の小さな森でした。
そのため、キャンプサイトは4区画というアットホームなエリアです。
タイミングがいいと貸し切り状態になって、さらにプライベート感がアップ。
小さな森で鳥のさえずりや近くを流れる川の音をききながらのんびりとくつろげます。
最近は、エリアを拡張して道を挟んだ反対側の場所もキャンプができるようになったとのこと。
ソログルキャンなど複数のキャンパーが集まるイベントやワークショップにいかがでしょうか。
魅力5:必要な物は車で10分以内のところになんでもそろう
「こまがねの森キャンプ場」は、市街地に近いので、ホームセンター、スーパー、コンビニ、ファミレス、酒販店、ガソリンスタンドなどにすぐ行けます。
24時間営業のスーパーもあるので、買い忘れがあってもあわてずにすみますね。
キャンプ用品や登山用品などを扱うアウトドアショップもありいざというときに便利です。
▼キャンプ場から車で3分ほどの場所にある「アウトドアショップK」公式ホームページ
長野県駒ヶ根市「こまがねの森キャンプ場」利用時の注意点
「こまがねの森キャンプ場」を利用する際に注意したい点を4つご紹介します。
注意点1:ウッドデッキ用のペグが使えない
「こまがねの森キャンプ場」のウッドデッキは板と板の間に隙間がありません。
そのため、ガイロープをとめるウッドデッキ専用のペグが使えません。
その代わり、ウッドデッキの側面にガイロープをひっかける金具がついていたり、ガイロープを結び付けて使うおもりがあります。
注意点2:ぬかるみに注意
ところどころ雨や雪解けによってぬかるむ場所があります。
季節によっては防水の効いた靴や長靴があると作業や移動がはかどります。
注意点3:トイレは脱ぎやすい靴を用意
トイレは靴を脱いで使用するので、編み込みのブーツなどで苦労することも。
脱ぎ履きのしやすい靴を一足もっていくのがおすすめです。
注意点4:冬は氷点下になることも
駒ヶ根高原は標高約800m。
夏は涼しくさわやかですが、秋が深まる11月から4月上旬までは、最低気温が氷点下になるので防寒対策はしっかりとしておきましょう。
長野県駒ヶ根市「こまがねの森キャンプ場」周辺おすすめスポット
「こまがねの森キャンプ場」は、中央アルプスの玄関口といわれる駒ケ根高原にあります。
連泊してゆっくり遊んだり、チェックイン前・チェックイン後に立ち寄るのもいいですね。
おすすめスポット1:「千畳敷カール」・「木曽駒ケ岳」で絶景を堪能
「こまがねの森キャンプ場」から千畳敷・駒ヶ岳方面への出発点となる菅野台バスセンターまでは車で5分または徒歩15分。
バスとロープウェイを使って一気に日本一高い「千畳敷駅」へ。
夏は「天空のお花畑」と呼ばれる千畳敷カールの高山植物が見頃。
また、登山の装備があれば日本百名山「木曽駒ケ岳」もおすすめです。
▼中央アルプス 駒ケ岳ロープウェイ公式ホームページ
おすすめスポット2:「早太郎温泉郷」で湯めぐり
「早太郎温泉郷」は駒ヶ根高原に湧く温泉です。
アルカリ性単純温泉で別名「美肌の湯」といわれます。
「こまくさの湯」「露天こぶしの湯」「こまゆき荘」など、日帰り温泉施設があるので疲れをとり、体を温めましょう。
▼「早太郎温泉郷」公式ホームページ
おすすめスポット3:「マルス信州蒸留所」でウイスキーやクラフトビールが味わえる
「こまがねの森キャンプ場」から川向こうに見える赤い屋根は「マルス信州蒸留所」。
天気がよければお隣にある駒ヶ根キャンプセンター裏の渡河施設を渡って徒歩で行けます。
無料で工場見学の見学ができ、ビジター棟ではウイスキーやクラフトビールを販売しています。
BARコーナーもあるので車を置いて出かけられますね。
▼「マルス信州蒸留所」公式ホームページ
長野県駒ヶ根市「こまがねの森キャンプ場」は何度でも通いたくなるキャンプ場!
「こまがねの森キャンプ場」のすぐ隣には川が流れ、ふと見上げれば雄大な山々。
夜になればきらめく星…。
こぢんまりとしたキャンプサイトですが、豊かな自然と一体になってゆったりと過ごせる至福を味わえます。
キャンプサイトを拠点に、登山・トレッキング・スキーなどの各種アウトドアスポーツ、スイーツ・グルメ・温泉めぐりなど、さまざまなアクティビティが楽しめ、時間がいくらあっても足りないほどです。
通うほどに良さがわかる「こまがねの森キャンプ場」はおすすめです。
▼その他の「長野県のおすすめキャンプ場」や登山スポットなどはこちらの記事でも紹介しています!