川崎時代とは違う!三笘薫、ヨーロッパに行って「変わった」こと

21日、日本代表に合流した三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)がオンラインでの会見に臨んだ。

記者とのやり取りでは、勝てばW杯への出場が決まるオーストラリア戦に向けた部分と三笘の武器であるドリブルについての話があった。

ここではドリブルについての部分をお届けしよう。

――欧州に移籍して日本にいる時と変わった部分は?

ウィングバックをやる回数が多かったので、仕掛ける位置は低い位置からになりました。

ボールロストするとピンチになる回数が増えるので、プレーエリアを考えながら「抜きに行くドリブル」と「運ぶドリブル」を考えながら使っています。

まだまだ判断が悪い部分もあります。その中でプレーの幅が広がっているところもありますが、ウィングバックからでももっともっとゴールやアシストに繋がるプレーをしないといけないと思っていますね。

そのためにはもっと運動量を増やし、後ろから前に行ってそこから仕掛けるというところを増やせればいいなと。

間合いについて(外国人は)より足が伸びてくるところが多くあるので、日本の時よりもなるべく相手との距離が少し遠い状況から早めに仕掛けるようになったかなと。

――「プレーの幅」とはアタッキングサードまでの選択肢を増やすということ?

それもありますし後ろの最終ラインに(低く)構える位置の時の守備も多いですし、そこからオーバーラップして仕掛ける時も多い。

空中戦も球際のシーンも増えているので、そういったところでは日本でウィングをしている時のプレーはあまり出ている回数は多くないかなと思ってます。

――ドリブラーの心構えみたいなものはある?

ドリブルしたらもちろんリスクも増えますけど昔からやってるスタイルでもあります。

メンタリティー的には何度もやって相手の脅威になって、それが結果に繋がればいいと思っているのでそれを失うことはないです。

でも自分に余裕がない時はドリブルだけになってしまうこともありますし、周りが見えている時こそ良いプレーができることが多くあるので、そこは整理しながらやってます。

(ドリブルは)自分が楽しいからやってるところもありますし、チームに(良い)影響すると思ってやっています。

ただもちろんそれがあまりチームに影響しないのであればそんなにすることもなくなると思いますし、役割を考えながらやってるつもりではあります。

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